ドゴン族の神話 〜アフリカ神話〜

 創造神 アンマ

唯一神アンマは、天空に土を放り星辰を創造した。 そして2つの白い壺を造った。1つには赤銅の螺旋を巻いて太陽に、 もう1つを白銅の螺旋を巻いて月にした。 アンマは別の粘土で女たる大地を造った。 大地は北から南へと体が伸びて行き顔は天にむいていた。 女性の性器は蟻塚で、白蟻塚は陰核になった。 アンマが、この大地と交わろうと近づいた時、白蟻塚が立ち上がって妨害した為、 アンマは白蟻塚を切り落として大地と交わり青い狐を産ませた。 次には二身一体の精霊ノンモが誕生した。 精霊ノンモは母たる大地が裸身なのを見て金銀の付いた繊維を持ってきた。 だが狐が大地に入り込み母と交わった為、流れ出た血が繊維を赤く染め大地は穢れてしまった。 そして、アンマはノンモをバラバラにした。 その際、胎盤の上に滴った血から惑星が誕生した。 左右の鎖骨からフェニオの星と女のもろこしの星が誕生した。 肝臓からはオロオンの三つ星が誕生した。

 精霊ノンモ

昇天し天に上がったノンモは、八人の人間を天にあげ、それぞれに穀物を与え住まわせた。 だが、長男は地に降りることを考えるようになった。 まず建物を造り人間と魚、食料となる動物、獣と植物、穀物を乗せ、 ノンモから太陽の欠片(火)を奪い地へと降りていった。 建物が地に着陸したとき、その衝撃によって建物の内部の動植物が飛ばされ世界中に散らばった。 続いて七人の人間が天界の道具を持って地におり、ドゴンの人間達に文明を与えた。

 ポ・トロ

天空で一番大切な星は、人の目には見えぬポ・トロである。 ポ・トロは夜空で一番に明るい星、母なる星を50年で一回りする。 ポ・トロの通る道は楕円形で、母鳴る星は焦点の一つに位置する。 ポ・トロは全ての星々の中で一番に小さく重く、色が白く、地には存在しないきわめて重い金属から出来ている。 母なる星には、ポ・トロの4倍も軽く、通り道も大きいエンメ・ヤが回っており、さらにノンモが住むニャン・トロが回っている。 遥か遠い昔、ノンモが地上に降りオゴに文明を与えてくれた。