ダーナ神族 〜ケルト神話〜

主神ダヌーを祖先とするトゥアハ・デ・ダナーン(Tuatha De Danann)という巨人族(ダーナ神族)が、 魔の雲に乗り、風雨の中を海を越えアイルランド島にやってきた。

ダーナ神族は、ファリアスからアイルランド王となるべき人物が上に乗ると叫び声をあげる聖石、 フィンディアスから最強の力を持つヌアダの剣、ゴリアスからルーの槍、 ムリアスからダグダのどんな大軍をも満腹にさせる大鍋の4つの宝を持って来ており戦いに有効に用いた。 フィルボルグ族は四宝を恐れ戦いに敗れる。

このときダーナ神族の王ヌアザは右腕を切断されてしまう。

ヌアザは医術の神ディアン・ケヒトにより切断された右腕の代わりに銀の腕をはめるが、 肉体的な欠陥を持つ者は王にはなれない規則のために王位をブレスに譲る。

だが、ブレスはダーナ神族に対して過酷な重税や労働を強いる。

7年後、ディアン・ケヒトの子ミアハがヌアザの腕を元通りに直すが、 ディアン・ケヒトは嫉妬に怒り我が子を殺してしまう。

ヌアザはブレスを追放した。

追放されたブレスは、フォモールの王バロールを頼り、軍勢を借りダーナ神族を攻め制圧した。

ヌアダはルーに助勢を願うと、ルーは13日間王位を譲るように言い、ダーナの神々を集める。

神々が助勢している間にルーはバロールに戦いを挑み、バロールの魔眼に火で焼けた鉄棒を刺すと、 魔眼は後ろに飛び出しフォモール族を睨んだ為に、全軍が無気力となり大敗した。

ダーナ神族は長い間、アイルランドに君臨し続けたが、マイリージア族が上陸してきた。

マイリージア族に敗れたダーナ神族は海の彼方にティル・ナ・ノグ(常若の国)や地下世界に妖精の国を作り、 目に見えぬ種族(妖精)となった。