ナイア-ラトテップ 〜 クトゥルー神話 〜

    ナイア-ラトテップ

Nyarlathothep

猛る使者 
百万の者の父 
這う混沌 
夜に吠ゆる者 
盲目の者
悪魔の使者 
暗黒神 
暗黒に住む者 
大いなる使者
ユゴスに奇妙な悦びをもたらす者 
古き神 
古代エジプトの大いなる神

この絶大な力を持つ地の精ナイアーラトテップは一風変わった位置を占める。旧支配者の使者であり従者でもあるナイア-ラトテップは旧支配者の神々と同等の力を有するとされる。

古代エジプトにおいて最初に崇まわられた神であり、称号は古の神、秘められし者、復活の神、星間を忍び寄る者、砂漠の王、邪悪なる者の使者、顔なき者、暗黒神などである。神性三重冠をつけ、禿鷹の翼と、金狼の体を持った顔のない黒いスフィンクスとして知られている。

ナイア-ラトテップは地球最後の日に、蛇の従者どもを引き連れた黒き者として砂漠から現れ、訪れる地は全て、人は死に絶え、ピラミッドは崩れ塵芥に転じる(“Nyarlathotep,Sonnet XXI”in “Fungi from Yuggoth”)と予言される。

この神は多々な化身をとるが、多くは三つの突出した目を持つ、黒い翼のある者として描かれる。今一つの化身は、中世欧州での魔女の宴における暗黒魔王であるが、そのことから暗き者及び悪魔の使者として知られ「まごうかたなき真闇の暗黒にして恐怖すべき神、豚の鼻、緑の眼、野獣の鉤爪と牙を備えし者」として描写される。
時として慈悲深い神として現れることもあり、地球本来の神々の守護神として姿を現す時もある。その時は真紅の衣を着、エジプト王にも似た威厳のある顔をした、長身痩躯の若者の姿をとって出現する。
しかし本来の姿は暗黒の中を吠え続ける狂った神である。この神の恐れる神は、クトゥヴアである。