イカロス 〜ギリシャ神話〜

    イカロス

Icarus

名工ダイダロスの子

向こう見ずな男

ダイダロスとイカロスはミノス王の怒りを買いクレタ島の地下ラビリンスに閉じ込められた。

ダイダロスはここから逃げ出すために大きな翼を作る。

飛び立ち逃げる際ダイダロスはイカロスに向かい、高く飛べば太陽の熱で翼の蝋が溶け、 低く飛べば波しぶきで翼が濡れ重くなるから、自分の後に続いて飛べといった。

二人は城壁から天に向かい飛び立ち、 もうすぐ海岸という所でイカロスは飛ぶことに夢中になり天空高くまで舞い上がってしまった。

太陽神ヘリオスは怒り、太陽の熱で蝋が溶け、翼はバラバラに砕けてイカロスは海へと落ち死んだ。

イカロスが墜落した海はイーカリア海と名付けられた。

蝋は溶け、糸は緩み、不実な翼に乗ったイカロスは、手足を曲げ、髪を振り乱しながら大空の中をまっさかさまに落ちていった。四散した羽は波間を漂い、嘆き悲しむネレイス達は海の墓を飾り、青白いイカロスに真珠のような海の花を振りそそぎ、大理石の死床には真紅の海藻をまきちらし、珊瑚の塔に弔いの鐘を打ち鳴らして、悲しみの音を海原遠く伝えた。
ダーヴィン

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