ギルガメシュ叙事記 〜 バビロニア神話 〜

メソポタミア

Gilgamesh
紀元前2600年頃のシュメール都市国家ウルクの王

ギルガメシュは三分の一が人間、三分の二が神なる者である。 この者は暴君であったので困った人々は、天の神のアヌに訴えた。 アヌ神は女神アルルを呼び、ギルガメシュと戦わせる者を造るよう命ずる。

アルルは泥を地に投げ落しエンキドゥを造り地におろした。 狩人がエンキドゥを見て、あまりの野蛮な姿なので女を与えれば少しは人間らしくなるだろうと思い娼婦を近づけた。 エンキドゥは六日間女と交わり続けたので力が弱まり、狩人は女にウルクへ連れてくるように伝えた。

ギルガメシュは星が己に向かい落ちて来る夢を見、母神のニンスンにうかがうと、 近くギルガメシュの敵対する者が現れる印といわれた。 ギルガメシュは城にエンキドゥなる者が現れたのを知り、 城を出て二人は力の限りとっくみあい戦った。 やがて二人の間に勇者同士としての友情が芽生えた。

ギルガメシュはエンキドゥと共に剣と斧を携え怪物フンババ退治に向かう。

森の中で荒れ狂うフンババを倒した二人は城に戻り、 ギルガメシュが身をそそぎ身仕度をすると、その姿の立派さにイシュタルが現れ我が夫になるようにいい、 もし夫になってくれるのなら望む物をさし上げましょうと言いが、ギルガメシュは断った。 イシュタルは怒り、父である天の神アヌにウルクに天の牛を落とすように頼む。 アヌはしかたなくウルクに天の牛を向かわせる。 ギルガメシュとエンキドゥは共に戦い、エンキドゥが天の牛を倒すが、 神の掟により天の牛を殺した者には死が与えられることになっていた。

エンキドゥは掟により病に身体を侵され十二日後に死んだ。 ギルガメシュは友が死んでいくのを涙を流して見送った。

ギルガメシュはエンキドゥに
 「冒険の日々も苦難の日々も、共に過した我が友よ、永遠なれ」と涙する。

ギルガメシュは死の悲しみを知り、永遠の生命を求めて旅に出ることにした。

まず、マーシュ山のサソリ族の許しを得て、暗黒の洞窟をくぐり楽園のような世界へ向かった。

永遠の生命を求めて旅をしていると、多々な人々が 得る事が出来ないかも知れない永遠の生命を求めて旅をするより、 自分の国に帰り妻と子らと一緒に暮らすよう忠告した。

そしてギルガメシュはウトナピシュテムに会い、 何故貴方たちは永遠の生命を授けられたのか問うが、 ウトナピシュテムは答える事は出来なかった。

ギルガメシュは永遠の命の秘密がわからず失望し、 国に帰ろうとするとウトナピシュテムの妻が若返りの草の場所を教えた。 ギルガメシュは海中にある草を取り帰途についたが、 水浴しているうちに蛇に草を食べられてしまい、 失望と悲しみのうちに、妻子の待つ国に帰る事にした。

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