新約聖書ヨハネの黙示録第八章七~十五

第一の御使い

第一の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、血の混じった雹と火とがあらわれて、 地上に降ってきた。 そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、全ての青草も焼けてしまった。

第二の御使い

第二の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると火の燃えさかっている大きな山のような物が 海に投げ込まれた。そして、海の三分の一は血となり、海の中に造られた生物の三分の一は 死に、船の三分の一は壊された。

第三の御使い

第三の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると松明のように燃えている大きな星が空から落ちてきた。 それは、川の三分の一とその水源の上に落ちた。この星の名は苦よもぎといい、水の三分の一が 苦よもぎのように苦くなり、その為に多くの人間が死んだ。

第四の御使い

第四の御使いがラッパを吹き鳴らした。 すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、、星の三分の一とが打たれて、 これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。 また、わたしが見ていると、一羽の鷲が中空を飛び、大きな声でこういうのを聞いた。 「ああ、わざわいだ、ああ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。 尚三人の御使いがラッパを吹き鳴らそうとしている」

第五の御使い

第五の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると私は、一つの星が天から地に落ちてくるのを見た。 この星に、底知れぬ所の穴が開く鍵が与えられた。 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ち昇り、 その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が彼らに与えられた。 彼らは、地の草や全ての青草、また全ての木を損なってはならないが、額に神の印が無い人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。 彼らは、人間を殺す事はしないで、五ヵ月の間苦しめる事だけが許された。 彼らの与える苦痛は、人がさそりに刺される時のような苦痛であった。 その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。 これらのいなごは、出陣の用意の整えられた馬に良く似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、 その顔は人間のようであり、 また、その髪の毛は女の髪のようであり、その歯は獅子の歯のようであった。 また、鉄の胸当てのような胸当てをつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。 その上、さそりのような尾と針とを持っている。 その尾には、五ヵ月の間人間を損なう力がある。 彼らは、底知れぬ所の使いを王に頂いており、その名をヘブイ語でアバドンと言い、 ギリシャ語ではアポルオンと言う。 第一の災いは過ぎ去った。見よ、この後、尚二つの災いが来る。

第六の御使い

第六の御使いがラッパを吹き鳴らした。 すると、一つの声が、髪のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、 ラッパを持っている第六の御使いにこう呼びかけるのを、私は聞いた。 「大ユウフラテ河のほとりにつながれている四人の御使いを解いてやれ」。 すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使いが人間の三分の一を殺す為に、解き放たれた。 騎兵隊の数は二億であった。私はその数を聞いた。 そして、幻の中で、それらの馬とそれに乗っている者達を見ると、乗っている者達は、火の色と青玉色と硫黄色の胸当てをつけていた。 そして、それらの馬の頭は獅子の頭のようであって、その口から火と煙と硫黄とが出ていた。 この三つの災害、すなわち彼らの口から出て来る火と煙と硫黄とによって、人間の三分の一は殺されてしまった。 馬の力はその口と尾とにある。その尾は蛇に似ていて、それに頭があり、その頭で人に害を加えるのである。
第七の御使い