プーラン族の神話 〜 中国神話 〜

初め天も地もなく、ただ淀んだ大気が広がっていた。 神グメイアは十二の陪神と共に天と地を定め人間を造ろうと材料をかき集めた。 神は大気の中にリ(犀に似た巨大な獣)を見つけ、その獣の皮を剥ぎ上に広げ天を造った。 そして目を抜き取り天につけ星とした。 肉で大地を置き、骨で岩山を造り、血で川を造り、毛で草木を植えた。 最後に脳から人間を造り、骨髄から多くの獣を造った。

神が天を見ると落ちそうなので支える物が必要と思い、リの足を四方に立てた。 次に地を見ると大地が不安定なので亀に大地を背負わせる事にした。 亀は常に逃げ出そうとし身体を揺らすので、その度に地が揺れ地震が起きるという。 神と陪神は天と地を見渡し満足した。 こうして天と地ができあがった。

だが、グメイアの敵対者である太陽の九姉妹と月の十兄弟がこの天地を破壊しようと大地を照らし、全ての草木を枯らせた。 人間と多々の動物は逃げ迷い神の助けを求めた。

神は弓と弦と矢を作り、最も高い山の山頂に登り、太陽と月に矢を放ち、八の太陽と九の月を射ち落とした。 残された太陽と月は逃げ去ったが、今度は暗黒の世界と寒冷の世界が天地を覆った。

人間は神の元へ行き太陽を許して欲しいと願い、太陽を探した。

洞窟に身を隠している太陽と月を見つけた人間達は、太陽に神は二度と矢を射ないので大地を照らして欲しいと願った。 太陽はその言葉を疑うので、雄鶏は私が呼ぶときに出てきて、もし私が呼ばないときは出てこなくてもいいと言い、 その証に赤い植物を二つに分け、一つを太陽に一つを頭に乗せた。 それ以後、雄鶏は毎朝声高く太陽を呼び続ける事になった。

月は承諾し太陽に、もしお前が出ていくとき、その顔を見る者がいたらこの針で目を刺せと針を一本渡し、 交互に天に出ていくことにした。

そして太陽と月には毎日グメイアの娘のグメイアヘイマが食物を届けることにしたという。