漢民族神話 〜中国神話 〜

太陽神話

尭が統治していた頃、天に10の太陽が一度に現れた。 地には旱魃が起き、草木は全て焼けただれた。 人々は暑さから逃れるために洞窟に身を隠したが、蒸し暑さに次々と死者が出た。 尭は天帝に救いを求めると、天帝は弓の名人ゲイに赤い弓と白い矢を与え、太陽を射て落とすように命じた。 ゲイは地上におり、一つの太陽を残し、次々と太陽の中にいる三本足の烏を射落としていった。

人間の寿命

初め、人間達には寿命はなく、歳をとると脱皮をし若返っていた。 だが、ある時脱皮が遅れた一人の老人が、脱皮に三日三晩苦しみ苦痛に耐えきれず、 神に向かい脱皮に苦しむより死んだほうがましだと叫んだ。 神はその願いを聞きいれ老人は死んだ。 それ以来人間は脱皮の代わりに死を与えられた。

洪水神話

少年は一人の老婆と出会い、老婆の世話をするようになった。 少年が老婆についた虱を取っていてあげると、老婆は、この虱をツボの中に入れ庭に埋めておき、 もし、石獅子の目が赤くなった時には、世界に洪水が起きるので、その時にこのツボを掘り出すように言い、 そして、洪水が起きてもいいように小さな船を作っておくように言った。 それから毎日、少年は石獅子を見に行っていたが、老婆との話を知った男が石獅子の目を赤く塗った。 少年は老婆に石獅子の目が赤くなったことを知らせると、老婆はツボを掘り出すように言った。 ツボの中には真珠が詰まっており、小船は大きくなり人が乗れるほどの大きさの船になった。 老婆は少年に、流れてきた動物を救いなさい。但し、黒い頭の男は絶対助けてはならないと伝え姿を消した。 少年と母親が船に乗ると、世界に洪水が起きた。 少年は溺れている動物を助け、黒い頭の男も助けた。 洪水が収まり、動物が船を降りると小船は小さくなり、動物と男は去っていった。 だが、男はツボの中の真珠を欲しがり親子を殺そうとするが、 動物達が戻ってきて親子を男から救った。