蛙の王妃 〜インド神話〜

王パリクシットは、森の中で美しい女性と出会い求婚する。 女性は妃になることを承諾するが、但し、決して私に水を見せないように誓わせる。 王宮で幸せに暮らしていた二人だが、 大臣が森を作り、見づらいところに池を作って、 王に水の無い森がありますと報告した。 王は妃を連れて森に行くが、美しい池を見つけたので、妃に入ってみよと言った。 妃は池に入ったが、それっきり出てこなかった。

王は池の水を枯らし妃を探したが見つからず、 底に一匹の蛙を見つけ、その蛙が妃を食べた為だと考えた。 そこで国中に全ての蛙を殺せと命じた。 蛙たちは蛙王アーユに相談し、蛙王は苦行者の姿となり王の前に現れた。 そして罪の無い蛙を殺すのは止めて欲しいと嘆願したが、 妃を食べるような邪悪な蛙を生かしておく訳にはいかないと聞きいれないので、 実は王の妃は私の娘で、美女に化けては人間達を騙すと白状した。 王は、では蛙を殺すのは止めるので娘を妃に迎えたいといい、蛙王は承諾した。

王と妃の間にシャラ、ダラ、バラの三人の王子が誕生し、 王は王位をシャラに譲り隠遁したが、 シャラはヴァーマデーヴァを騙し名馬を騙し盗ろうとした為、 羅刹に殺されダラが王となった。 ダラは兄の敵を討とうとヴァーマデーヴァを矢で射るが、実子を射てしまう。 尚もヴァーマデーヴァを殺そうとする為、 妻がヴァーマデーヴァに謝罪し、名馬をヴァーマデーヴァに返したので、 王子らの罪は許された。

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