ヴィラコチャと海に住む魚 〜インカ神話〜

 ヴィラコチャと海に住む魚

昔、全ての魚は女神が小池で飼っており、海には一匹の魚もいなかった。

人々は女神の所に行っては、魚を分けてもらえないかと願ったが女神は断り続けていた。

話を聞いたヴィラコチャは女神から魚を奪ってやろうと計画し、女神が留守にしている間に、池から海まで溝を作った。

魚達は溝を渡って海に逃げ、池には一匹の魚さえ居なくなってしまった。

帰ってきた女神は魚が居なくなったことを知り、何者の仕業か調べた。

ヴィラコチャの仕業と知った女神は、以後、ヴィラコチャを殺そうと追いかけるようになった。